【大阪・ジブリパーク展】大人こそ楽しい!ジブリファンが細部まで遊び尽くしてきた
大阪南港ATCギャラリーで開催中の「ジブリパーク展」へ行ってきました。
今回、行く前にちょっとだけ思っていたことがあります。「ジブリパーク展って、大人だけで行っても面白いの?」 もちろん私はジブリが大好きです。でも「遊べるジブリパーク」と聞くと、どちらかというと子ども向けの展示を想像していました。
ところが、実際に入ってみるとそんな心配は開始数分で消滅。むしろこれ、大人の方がなかなか先に進めません。
映画の中では一瞬しか映らないような小物、看板、張り紙、店の商品、契約書、ゲーム、銭湯……。「あっ!」「これ、あの映画のやつ!」「こんなところまで作ってる!」。そんなことを繰り返していると全然前に進まない(笑)
先に結論を書いておきます。ジブリパーク展、大人だけで全然OKです。 いや、むしろ長年ジブリ映画を観てきた大人こそ楽しい展覧会かもしれません。

- 今回のジブリパーク展は「遊べる」
- いきなり湯婆婆!『千と千尋の神隠し』の世界
- 不動産屋、湯婆婆の契約書を読む
- 絶対に凄いものが入っていそうな金庫
- ここから「小さなジブリパーク」へ
- カルメ焼き屋から、すでに怪しい
- 発見!『ギブリーズ』の激辛カレー
- 街の張り紙を読むだけで時間がなくなる
- 見るだけじゃない。実際に遊べます
- まさかの鈴木敏夫プロデューサー
- 不動産屋発見!これは見逃せない
- ゾートロープ。動く絵の原点
- 時刻表まで、ちゃんと見る
- 歩けば歩くほど、小ネタが出てくる
- 街の奥には銭湯「たまのゆ」
- ロッカーを開けると……宝探しが始まる
- 大好きな「カンテラ」を発見!
- ジブリの世界だけじゃない。スタジオジブリそのものも遊びになる
- 仕事場まで再現。灰皿が凄い(笑)
- 宮崎駿監督と、あの愛車も発見
- 他にもジブリパークと同様のフォトスポット
- 今回初登場!『千と千尋の神隠し』ハク竜
- 企画展「食べるを描く。」増補改訂版
- ジブリの「おいしい」は料理だけじゃない
- 『となりのトトロ』の食卓を見ると分かること
- ほんの数秒を作るための、とんでもない仕事量
- そして最後に待っている危険地帯「お土産売り場」
- 今回購入したお土産はこちら
- 絶対欲しかった!ジブリパーク展 ご当地メダル(大阪)
- ジブリのメダルは集め続けています
- 湯婆婆の指輪も買ってしまった
- 「たまのゆ」フレークシール
- 「君たちはどう送るか」アオサギ便
- お土産まで「小ネタ」が商品になっている
- 我が家のジブリ壁、だんだん凄いことになってきた
- 大人がジブリパーク展を楽しむコツ
- 結論:大人だけでジブリパーク展へ行って楽しい?
- 家に帰るまで……ではなく、家に帰ってからもジブリパーク展
- 最後に
今回のジブリパーク展は「遊べる」
以前開催されていた「ジブリパークとジブリ展」が、ジブリパーク誕生の舞台裏や制作資料、試作品などを中心とした展覧会だったのに対して、今回の新しい「ジブリパーク展」は実際に見て、触って、遊べる展示が大きな魅力です。
見るだけではありません。触ったり、座ったり、ゲームで遊んだり、仕掛けを動かしたり。そして何より面白いのが、「小さなジブリパーク」の中に隠されている、とんでもない量の小ネタ。
大きな展示だけ見ながら通り過ぎると、おそらく半分も楽しめません。壁を見る。棚を見る。張り紙を読む。店の商品を見る。そうすると、至るところからジブリが出てきます。
いきなり湯婆婆!『千と千尋の神隠し』の世界

まずテンションが上がるのが『千と千尋の神隠し』。湯婆婆の執務室。
湯婆婆、頭(かしら)、巨大な壺、机の上に散乱する書類。もう、この時点で見るところが多すぎます。

そして仕事柄、どうしても気になってしまうのが契約書。千尋が油屋で働くために名前を書かされた、あの契約です。
不動産屋、湯婆婆の契約書を読む

割と凄いことが書いてあります。「命をつくして甲へ奉仕をすること」。
……怖い。シンプルすぎて怖い。
これ、履行しなかった場合にどうなるのか書かれていません。契約解除条項は? 違約金は? 労働時間は? 休日は? 何もない。不動産屋として契約書を見る仕事をしている人間には、別の意味でも非常に気になります。
さらに床に落ちている契約書を見ると、印紙のようなものまで貼られています。しかもちゃんと割印されていて、再利用できないようになっている。
芸が細かい!!
ところで、この世界の印紙的な物は誰が販売しているのでしょう? 油屋の中に税務署があるとも思えない。こういう、映画を観ている時には考えもしなかったことまで気になってきます。
絶対に凄いものが入っていそうな金庫

そして、どう考えても重要そうな巨大金庫。絶対に想像以上のものが入っている。
金なのか、宝石なのか、それとももっと別のものなのか。『千と千尋の神隠し』の油屋って、よく考えると巨大な組織ですよね。大勢の従業員を抱え、神様を相手に商売をする。
そう考えると湯婆婆は魔法使いであると同時に、恐ろしく優秀な経営者なのかもしれません。以前、このブログで「油屋CEO湯婆婆の経営術」なんて記事を書いたことを思い出します。

ここから「小さなジブリパーク」へ

そして今回、個人的に滅茶苦茶面白かったのが「小さなジブリパーク」。昭和のどこかにありそうな街並みが広がっています。
でも、普通の昭和の街ではありません。よく見ると何かがおかしい。店がおかしい。商品がおかしい。張り紙がおかしい。看板がおかしい。
街そのものが巨大な宝探しです。
カルメ焼き屋から、すでに怪しい

まずカルメ焼き屋。店先には猫。こういう「作品の主役ではない景色」が妙にリアルなのがジブリらしいです。

その横にはラジオ体操。「あさ6じ まいにち」。この街、ちゃんと人が暮らしています。
こういう生活感が本当に凄い。主人公が画面から消えた後も、この街では普通の日常が続いているように感じます。
発見!『ギブリーズ』の激辛カレー

そして発見! 『ギブリーズ episode2』の激辛カレー!! 辛すぎて、とんでもないことになるアレです。

あります。10倍カレー。 胸熱です。
しかし10倍。絶対に飛んでいってしまうレベルです。
普通じゃない!!

しかも野菜や冷蔵庫、メモまで作り込まれています。メインの展示だけ作れば十分なはずなのに、誰も気にしないようなところまで作る。
こういう部分を見つけるたびに、「作った人、絶対楽しんでるだろ」と思ってしまいます。
街の張り紙を読むだけで時間がなくなる




地味なんですが、私はこういうのが大好きです。壁に貼られた紙を一枚ずつ読んでしまう。
映画でもそうですが、ジブリは画面の中央だけ見ていると勿体ないんですよね。背景の看板や生活用品にも、その世界で誰かが暮らしていることを感じさせる情報が大量に入っています。
今回の展覧会も同じ。主役じゃないものほど面白かったりします。
見るだけじゃない。実際に遊べます

今回のジブリパーク展は、見るだけではありません。実際に触って遊べる展示があります。
頭を押してみると……オイオイ(笑)
当然やります。大人でもやります。

そして昭和の駄菓子屋にありそうなゲーム。G700系ゲーム。 東京から出発して、日本各地を巡ります。
今どきのゲームとは正反対の超アナログ。だから逆に面白い。こういうゲーム、大人がやると妙に本気になります。
まさかの鈴木敏夫プロデューサー

そして突然現れる、鈴木敏夫プロデューサー。 完全に油断していました(笑)
こういう遊び心もジブリらしい。凄く真面目に世界を作っているのに、ところどころで全力でふざけています。
不動産屋発見!これは見逃せない

そして、不動産屋さん発見。 これは仕事柄、見ないわけにはいきません。
「土地・建物・マンション・アパート・邸宅」。取り扱いが広い。しかも、ちゃんと物件情報まであります。

沼の底三丁目。 住所からして不穏です。水道・ガス……ちゃんと設備まで書かれています。

さらに、ねこの国二丁目。 マタタビ、猫じゃらし。条件まで世界観に合わせてある(笑) ペット可どころの話ではありません。

普通なら「不動産屋のセットだな」で通り過ぎてしまうところです。でも物件票まで読むと、ちゃんと笑わせにきています。
ちなみに「ハウルの城」を仲介する場合、所在地を重要事項説明書にどう書けばいいのでしょう。動きますからね。敷地権もよく分かりません。不動産屋としては非常に困ります。
ゾートロープ。動く絵の原点

そしてゾートロープ。連続した絵を見ることで、止まっている絵が動いているように見えるアニメーション装置です。
今ではCGで何でも動かせる時代ですが、アニメーションの根っこは、「少しずつ違う絵を連続して見せる」という非常にシンプルなもの。
それでも実際に見ると不思議です。一枚一枚では止まっているのに、突然そこに生命が生まれる。こういう原点を見るのも、ジブリファンには面白いです。
時刻表まで、ちゃんと見る

そして時刻表。「あけがた」「あさ」「ひるまえ」「ひるすぎ」「ゆうがた」「よるおそく」。時刻表なのに時刻がほとんど書かれていません。
中でも好きなのが、「ひる ぼちぼち」。
好きです。この路線、絶対に時間に追われていません。
歩けば歩くほど、小ネタが出てくる

小さなジブリパークは、扉を開けたり、中を覗いたり、「もしかして何かある?」と思わせる仕掛けが本当に多いです。

「探さないで下さい。ゴロウ」
……そんなことを書かれたら、探したくなるでしょう。

昭和の雑多な街並みから一転、幻想的な空間も現れます。この空気の切り替わりも面白い。

「牛乳とシベリアン 誰もが恋する味」。こういう架空の広告まで妙に完成度が高い。本当に何十年も前から、この街の壁に貼ってありそうです。
街の奥には銭湯「たまのゆ」

そして街の奥には昔ながらの銭湯、「たまのゆ」。外観から、もう完全に昭和です。
ところが中へ入ると、やっぱり普通の銭湯ではありません。

入浴料金表まであります。大人、中人、幼児、婦人洗髪、神様御料……。
神様も入ります。
こういう一枚を見つけただけで立ち止まってしまいます。

注意書きも可愛い。「とびこまない」「くつではいらない」「せんたくしない」「こどもからめをはなさない」。普通の銭湯の注意書きなのに、この絵が入るだけでジブリになります。
ロッカーを開けると……宝探しが始まる

ロッカーもちゃんとあります。しかも、開けられます。 こうなると全部開けたい。

脱衣かごには服。誰の服なのか。こうなると、もう宝探しです。

開けると、いろいろ入っています。「あっ!」と分かる物もあれば、「これ誰のだっけ?」と映画の記憶を必死に掘り返す物もある。


そして赤い帽子。この「分かる人には分かる」感じが最高です。
キャラクターそのものをドーンと置くのではなく、「その人がさっきまでここにいた」ような痕跡だけを残す。 展示物の真正面を見るだけではなく、扉を開ける。棚を見る。カゴを見る。壁を見る。そこまでやって初めて見つかるものがあります。
大好きな「カンテラ」を発見!

そして個人的に嬉しかったのが、大好きな「カンテラ」を発見!
こういう主役級ではないものを見つけた時ほど、ジブリファンはテンションが上がります。「そこまで拾ってくれるの!」という喜び。
ジブリの世界だけじゃない。スタジオジブリそのものも遊びになる

作品世界だけではありません。スタジオジブリや、その周辺そのものをネタにした展示もあります。
この辺から、ジブリ作品を知っているだけでなく、ジブリそのものが好きな人ほど面白くなってきます。
仕事場まで再現。灰皿が凄い(笑)

机の上には大量の資料。仕事中の雰囲気まで再現されています。

そして目に入るのが灰皿。タバコ多っ!! 灰皿の存在感がもの凄い(笑)
こういうところまで展示のネタにしてしまいます。
宮崎駿監督と、あの愛車も発見

そして、宮崎駿監督と愛車を発見! ジブリのドキュメンタリーなどをよく観ている人なら「あっ!」となる車です。
こうなってくると、もはやジブリ作品だけではありません。スタジオジブリそのものが一つの作品になっています。
他にもジブリパークと同様のフォトスポット
もちろん、ジブリ作品の名場面へ入り込めるフォトスポットもあります。『天空の城ラピュタ』『思い出のマーニー』『紅の豚』『千と千尋の神隠し』。
ただ展示を見るだけではなく、自分が映画の中へ入ってしまう。 この辺は理屈抜きで楽しいです。
大人でも当然写真を撮ります。というか、大人の方が本気で撮ります(笑)
今回初登場!『千と千尋の神隠し』ハク竜
そして今回、大きな見どころの一つが、『千と千尋の神隠し』のハク竜。
巨大な立体造型になると、映画のスクリーンで見るハクとはまた違った迫力があります。「映画の中の生き物を現実世界へ連れてきたら、このくらい大きいんだ」というスケール感。
ここまで来ると、本物のジブリパークへ行きたい欲がかなり高まってきます。
企画展「食べるを描く。」増補改訂版
そしてジブリファンなら、こちらも外せません。企画展示「食べるを描く。」増補改訂版。
ジブリ映画といえば、とにかく食べ物がおいしそう。 『天空の城ラピュタ』の目玉焼きパン、『となりのトトロ』のお弁当、『千と千尋の神隠し』の食事、『ハウルの動く城』のベーコンエッグ。
ただ絵として料理を描いているだけなのに、なぜ、あんなに食べたくなるのか? その秘密を、絵コンテや背景美術、制作資料、立体造型などから見ることができます。
ちなみに、この企画展示は撮影できない部分があります。なので、ここはスマホを置いて、自分の目でじっくり見る。 今の時代、逆に新鮮です。
ジブリの「おいしい」は料理だけじゃない
見ていて改めて思ったのですが、ジブリの食事って、料理そのものがおいしそうなだけではないんですよね。
卵を焼く。パンをちぎる。箸を動かす。湯気が立つ。口いっぱいに頬張る。「食べる人」まで含めて、おいしそう。
どう作って、どう持って、どう口へ運んで、どう食べるのか。そこまで描いています。だから画面の向こうから、匂いや温度まで伝わってくるように感じるのでしょう。
『となりのトトロ』の食卓を見ると分かること
豪華な料理でなくてもおいしそう。これもジブリの凄さだと思います。『となりのトトロ』なんて特にそうです。
ご飯を食べる。洗濯をする。お風呂に入る。掃除をする。学校へ行く。そういう日常生活をもの凄く丁寧に描いています。
だから突然、巨大なトトロが現れても、「この世界、本当にどこかにありそう」と思ってしまう。
「食べるを描く。」というタイトルですが、私には少し、「暮らすを描く。」展示にも見えました。
ほんの数秒を作るための、とんでもない仕事量
そして絵コンテなどの制作資料を見ると、アニメーションの凄さを改めて感じます。
手を伸ばす。箸を持つ。口へ運ぶ。噛む。完成した映画では、ほんの数秒。私たちは何気なく観てしまいます。
でも、その数秒のために大量の絵と膨大な仕事がある。 こういう展示を見ると、また映画を最初から見直したくなります。
そして最後に待っている危険地帯「お土産売り場」

さあ。ここまで散々ジブリの世界を見せられた後に待っているもの。お土産売り場です。
危険です。非常に危険です。もう完全に財布の防御力が下がった状態で突入します。
巨大なオブジェの周りには、展覧会ならではのグッズ。全部欲しくなります。家にはすでにかなりのジブリグッズがあるので、ここは冷静に……。
できるわけありません。
今回購入したお土産はこちら

今回購入した物はこちら。袋から出した瞬間、「結局いろいろ買ってるじゃないか」と思いました。
でも、良いんです。旅のお土産ですから。
絶対欲しかった!ジブリパーク展 ご当地メダル(大阪)

まずは、ジブリパーク展 メダル ご当地(大阪)。 これは欲しかった!
背景には東京、名古屋、大阪、広島などの街やジブリを思わせるモチーフ。そして中央には金色のメダル。大阪へ来た記憶そのものがお土産になります。

裏面には「10 2026」。年まで入っています。価格は990円(税込)。
私はこういう記念メダルが大好きです。何年か経ってから見た瞬間、「あの時、大阪へ行ったな」と記憶が戻ってきます。
ジブリのメダルは集め続けています

そして帰宅後、早速飾りました。 ジブリ関連のメダルは以前から集めていて、こうして壁に並べています。
そこへ今回の大阪メダルが仲間入り。これが嬉しい。お土産って、買って袋に入れたままになってしまうものもありますが、飾って初めて完成するお土産もあると思います。
湯婆婆の指輪も買ってしまった

そして、湯婆婆の指輪。 でかい。派手。最高です。

価格は1,320円(税込)。普段これを付けて歩く勇気があるかどうかは別問題です。しかしコレクションとしての存在感は抜群。

ということで、我が家の『千と千尋の神隠し』コーナーへ。 カオナシや湯婆婆たちの横に置くと、もの凄く馴染みます。最初からここにあったみたいです。
「たまのゆ」フレークシール

小さなジブリパークで散々楽しんだ「たまのゆ」。そのロッカーをモチーフにしたフレークシールも購入。これがまた良い。

ロッカー、洋服、食べ物、小物。会場で自分たちが見つけた物が、そのままシールになっています。
展示を見た後なので、「あった!これ見た!」となるんですよ。価格は440円(税込)。
こういうグッズは単なるキャラクター商品ではなく、展覧会の思い出そのものなのが良いです。
「君たちはどう送るか」アオサギ便

そして『君たちはどう生きるか』から、アオサギ便。 しかもコピーが、「君たちはどう送るか」(笑)
こういうの大好きです。

ダイカットステッカーで440円(税込)。本当にアオサギ便が家へ配達に来たら、荷物より先に、「お前、本当にアオサギか?」と確認したくなります。
お土産まで「小ネタ」が商品になっている

今回のお土産を見ていて面白いと思ったのが、単にトトロやカオナシをプリントした商品だけではないこと。
「たまのゆ」だったり、「アオサギ便」だったり。会場で見つけた小ネタそのものがグッズになっています。
だから家へ帰ってからも「あそこにあったやつだ」と思い出すことができます。展覧会の続きを家でやっているような感覚です。
我が家のジブリ壁、だんだん凄いことになってきた

そして現在。こんな感じになりました。
ジブリ美術館やジブリ関連イベントで集めてきたメダル、グッズ、小物、パズル。今回の大阪展で購入した物も、その仲間入り。
一つ一つは小さいんですが、それぞれに「行った場所」と「その日の記憶」があります。 だから捨てられないし、増えていく。そして壁がどんどんジブリになっていく(笑)
今回の大阪旅行も、また一つここに残りました。
大人がジブリパーク展を楽しむコツ
今回実際に回ってみて、大人が楽しむならこれだけは言いたいです。
- 急いで回らない
- 壁を見る
- 張り紙を読む
- 棚の中を見る
- 扉やロッカーなど、触っていい物は触ってみる
- ゲームは大人も遠慮せずやる
- 映画を何本か見返してから行く
- 「食べるを描く。」では制作資料までじっくり見る
- 最後のお土産売り場まで気を抜かない(笑)
大きな展示だけを撮影して歩いてしまうと、本当に勿体ないです。特にジブリファンなら、背景を見てください。
映画と同じです。主役の後ろにあるものがおかしいくらい作り込まれています。
結論:大人だけでジブリパーク展へ行って楽しい?
ということで、最初の疑問に戻ります。「ジブリパーク展って、大人だけで行って楽しいの?」
答えは、滅茶苦茶楽しいです。
ただし、絶叫マシンがあるわけでもありません。派手なショーが次々始まるわけでもありません。何かが一方的に「楽しませてくれる」場所ではないんです。
自分で歩く。自分で見る。自分で見つける。そして、「あっ!」と思う。それを楽しむ展覧会です。
考えてみれば、ジブリ作品そのものがそうなのかもしれません。
子どもの頃は『となりのトトロ』を観て「トトロが可愛い」と思っていた。でも大人になって観ると、草壁家の古さ、お父さんの仕事机、台所、田んぼ、夕暮れの色。そんなところまで妙に気になります。
『千と千尋の神隠し』も、子どもの頃は不思議な世界を冒険する映画だったのに、大人になると、働くこと、名前を奪われること、お金、欲、人との関係。違うものが見えてきます。
同じ映画なのに、自分が大人になると見えるものが増えていく。
今回のジブリパーク展も、まさにそれでした。
子どもはゲームで遊ぶ。大人は湯婆婆の契約書の割印を確認する。不動産屋は「ねこの国二丁目」の物件票を読む。ジブリファンは企画展の絵コンテに見入る。コレクターは最後にメダルを買って帰る。
楽しみ方が全然違う(笑)
でも、それでいいんです。むしろ、人によって見つけるものが違う。 それこそが今回のジブリパーク展の面白さだと思います。
家に帰るまで……ではなく、家に帰ってからもジブリパーク展
「小さなジブリパーク」で小ネタを探す。ゲームで遊ぶ。ロッカーを開ける。「食べるを描く。」でアニメーションの凄さを見る。映画の名場面に入って写真を撮る。ハク竜を見る。最後にお土産を買う。
そして家へ帰って、それを飾る。
ここまでやって今回のジブリパーク展が終わった気がします。いや、壁を見るたび思い出すので、まだ終わっていないのかもしれません。
今回買った大阪のメダルも、これから何年も壁に残ります。何年か後にそれを見た時、「あの夏、大阪のジブリパーク展へ行ったな」と思い出すのでしょう。
最後に
ジブリ好きなら、できれば何作品か見返してから行ってみてください。普通に見て回るより、何倍も面白くなると思います。
そして会場では、展示物の真正面だけではなく、横を見てください。後ろを見てください。壁を見てください。棚を見てください。ロッカーも開けてください。
たぶん、「あっ、こんなところに!」という、自分だけのジブリが見つかります。
大人だけで行って大丈夫か? そんな心配は必要ありませんでした。
むしろ、大人になった今だからこそ、見つけられるジブリがありました。
そして会場を出る頃には、「これ、本物のジブリパークにも行かないとダメだな……」となっています。
まんまと罠にはまりました。
公式の言葉、「来てみなけりゃ、わからない。」
確かに、その通りでした。




