フリッパーズギターが『ヘッド博士の世界塔』をリリース後、突然の解散。
ツアーが予定されていましたが、本当に突然解散しちゃいました。
解散後に、CORNELIUS(小山田圭吾)が1994年にリリースしたアルバムでは、ネオアコでフリッパーズギター前期を思わせるアルバムでした。
そして、『69/96』が1995年にリリース。
CDを持ってたんですが、見当たらないのでAmazonの商品写真で失礼。
そして、『96/69』が1996年にリリース!!
アナログ盤お手頃価格でメルカリに出品されてたので購入しました。
(昔CDでもってたんですが、今は行方不明)
こだわりぬいた、凄い仕様のレコードにびっくり!!!!!!!!!!!
なんだ、これは!
エンボイス×シルバー(鏡面)
ピカピカ反射する凹凸の未来感が全開!!
そして、このサブカル感しかないイラスト。
『超クールだ!』
このアルバムのサブタイトルが『地球あやうし』という事で・・・・。
レーベル面では地球あやうしなストーリーが展開。
このB級テイストがぞくぞくきます。
内容は95年にリリースした『69/96』を色々なアーティストがリミックスした作品となっています。
1)69/96 A SPACE ODYSSEY – PRELUDE (IN ATAMI) / 岡村靖幸
2)MOON WALK / 砂原良徳
3)BRAND NEW SEASON / 想い出波止場
4)VOLUNTEER APE MAN (DISCO) / 石野卓球
5)1969 / スチャダラパー
6)69/96 GIRL MEETS CASSETTE / シトラス
7)VOLUNTEER APE MAN (DISCO) / 暴力温泉芸者
8)CONCERTO NO.3 FROM THE FOUR SEASONS (PINK BLOODY SABBATH) / ドクロ隊
9)HEAVY METAL THUNDER / hide
10)WORLD’S END HUMMING – REPRISE (IN HAWAII) / 小西康陽、和田弘とマヒナスターズ
全編驚愕しかないリミックスで地中の裏側を突き進んでいくようで、究極のアングラ感が凄まじいです。
まさに、太陽は僕の敵と歌ってみせたコーネリアスならではのアルバムです。
25年以上前にリリースされたアルバムなのに、今のミュージックシーンのどの曲より斬新。
サンプリングされまくった音世界で中毒になってします。
それは、麻薬のようでゲームで言えば「Rez」を延々プレイしているようです。
前衛的な表現をしているようではありますが、メロディーラインや曲の展開はポップで気持ちいいという、独りよがりにせずセールにのせる作品として成立させちゃてるのも天才の成せる技でしょうか。
やっぱり、コーネリアスは日本のミュージックシーンでは稀有な存在だと心底思いました。