8月中旬を過ぎると、いつも聞くのがこの曲。
私はこの曲を聴くと湘南や藤沢を思い出します。
学生時代、卒業製作で作ったドラマ。
実に無茶なロケを慣行しました。23時間ロケ睡眠ゼロ。
江ノ島→築地を舞台とした人間ドラマ。
(たかしか、友人の自殺をきっかけに、若者が苦悩するみたいな物語)
誰が書いたか意味不な脚本でロケしてたので、実際撮影はどうでもよかったです!?。
とにかくよかったのは、湘南の海にいったこと。
私の感想は江ノ電の可愛らしさ。
江ノ島ってこんな緑があったんだーって驚き。
風情と歴史が小さな島に濃縮されています。
昔ながらの土産屋。
道路使用許可を取りに行った藤沢警察署。
砂だらけのマクドナルド。
海沿いの屋台。
※勿論、築地もよかったですよ。
ドラマの撮影は非常に面倒でしたが。。。。
その時代によく聴いてたのがこの、天使たちのシーン。
歌詞の冒頭で描かれる夏が私にとって、まんまあの夏です。
海岸を歩く人たちが砂に 遠く長く足跡をつけてゆく
過ぎて行く夏を荒い流す雨が 降るまでの短すぎる瞬間
真珠色の雲がちらばってる空に 誰か話た風船がとんでゆくよ
駅に立つ僕や人ごみの中 何人か見上げては風船が飛んでゆくよ
大きな音で降り出した夕立の中で子供たちが約束を交わしてる
このフレーズが素晴らしくて、この時期の必聴盤となっています。
楽曲も素晴らしいんですが、詩人小沢健二の言葉。
これに尽きます。
実に坦々と歌われる、情景の数々。
押し付ける事なく、風のように自然にすっと心に染みる曲です。
そう、この曲のもつ壮大なメッセージを聴くと、色んな争いごとがバカらしくなっちゃいます。
そして、夏は過ぎてきます。