夜、特に雨なんか降ってる今日みないな夜に絶妙に聴きたくなるアルバム。
名盤中の名盤 小沢健二(犬は吠えるがキャラバンは進む)のご紹介です。
新生活のお供にぜひ聴いてみてください、特に春から夏にぴったりな楽曲が満載です。
このアルバムがリリースされたのは、小沢健二と小山田圭吾のバンドユニット(フリッパーズギター)が解散(1991年)した後、1993年にリリースされました。
ネオアコからサンプリング多様も楽曲へ変遷してきたフリッパーズギター時代とは全く違った音数の少ないシンプルな曲で構成されたアルバム!?
旧来のファンを驚かせました。
フリッパーズギターの楽曲や世界観を継承していったのは小山田圭吾(コーネリアス)だと言えるでしょう。
「犬は吠えるがキャラバンは進む」は音楽的アプローチ云々では無く、内省的に自身をさらけだしており、傷口と希望が入り混じるような曲が溢れています。
それは、ソロアーティストして活動してく小沢健二の決意表明のようでもありました。
だから、これから新しい事を始める人に勇気と希望をリアルに手渡してくれるのです。
楽曲のすぐそこに本人がいる!
アーティストとの距離が凄く近く感じる事ができます。
そいうレコーディングであり楽曲です。
この当時、ソロで活動を再開した小沢健二の等身大が詰まっており物事のスタートにぴったりなじむ楽曲が収録されています。
だから、春に聞いて欲しい!!
キラキラの桜や春唄とはまた一味違う事始めの唄!
♪「暗闇から手を伸ばせ」
混沌とした時間から明るい光を見つける静かな希望の楽曲に仕上がっています。
押し付けがましさが無く、すっと日常に馴染む詩世界も素晴らしいです。
♪「天気よみ」
シネマライクな楽曲。
暑い夏に聴きくのにベスト!
この曲を良く聴いてた事、自身は東京にいましたが本当に東京の夏は暑かった!
そんな都会の夏ににぴったりな曲。
♪「カウボーイ疾走」
これまた、シネライクな曲。
日本の日常と遠く離れたアメリカのカウボーイの物語が交錯します。
私は、西部劇のシーンが目に浮かびました。
♪「ローラースケートパーク」
新緑の街、瑞々しい若葉がイメージされる曲。
Tシャツ・オレンジなど、夏を連想させる詞に明るいメロディーの快活!
不安やなんかをハッピーに吹き飛ばしてくれる楽曲です。
♪「天使達のシーン」
言わずと知れた超名曲!
それ自体が神話のような普遍性を持った楽器。
また、別の機会に記事を書きます。
ともあれ、世界最強の名盤とはこの事だと思います。
ぜひ、これから何かを始める方に聴いてほしい!!!
「世界はそんなに悪く無い」って思えます。