【驚くべき色彩・音】UHD版『ルパン三世カリストロの城』の秘密。

スタジオジブリ

ルパン三世アニメ化50周年で2021年10月1日より2週間限定で映画『ルパン三世 カリオストロの城』が上映されています。
それが、、、
驚きの4K 7.1ch!

凄く凄く見てみたい!!
ぜひ、劇場で!!!!!!

ところが、筆者の住む徳島県では上映がありません。
なんちゅーーーーー!?

MX4Dのカリオストロの城は近所のイオンで上映していたので、もちろん観に行きました。

いや、2週間限定の為にわざわざ、そんな映像ソース作るか?

『カリオストロ 4K』で検索するとAmazonのページがヒット。

ヤハリあった。

これが元か!!

UHD 4K画質 リミックス7.1ch仕様のディスク。

すでに、ブルーレイ版は持っていますが、、、
これは見てみたい!違いも知りたい!それじゃ、買うしかない。

ちょっと高いなーと思いましたがポチりました。

とは言え、UHDのソフトが単品で買えるのはありがたいかも知れません。
抱き合わせ商法で無用なBD・DVD版をセットしに2万円とか良くやってますから・・・。
何とかエクステンティドエディションとか何とか。

そう考えると7,000円で必要なのだけ買えるのは良心的かも知れません。

特典でブックレットが付属します。
海外版だとこれが付属しませんが、2~3,000円安く入手する事が出来ます。

中身は設定資料と絵コンテ。

筆者は本作の絵コンテ全集を持っているので、これは要らなかったです。
正直、作品のメニューが日本語なので分かりやすい程度のメリットしかありませんでした。

ディスクの仕様はこんな感じ。

音声は3種類で収録されています。
《本編》
(1)オリジナル音声 モノラル リニアPCM2.0ch
(2)2019 Remix版 ステレオ リニアPCM2.0chサウンド
(3)2019 Remix版 DTS-HD Master Audio7.1chサウンド

《特典映像》
日本語リニアPCM 2.0chステレオ一部

マニアも納得の日本語音声3種収録。
これ以上の物は無いでしょう。

という事で特典やディスクの仕様を確認したら、次になすべきは視聴!

うちのBDプレイヤーはUHDに対応しておらず、PS4PROで視聴。

アレ???

ギュインギュインいってディスクがマウントされません。
アレレレ???

『思い出した・・・。』

PS4とPS4PRO共にUHD非対応!
ドライブ自体が物理的に非対応。

そいや、xbox oneで観ていた。
ゲームをほぼプレイしていない、XboxOne(旧世代機)が鎮座しています。
※PS5は対応していますが、未だに抽選に当たらず買えていません。
(もう、40回くらい応募したわ、、、、クソ)

ともあれXBOXを起動!
これ旧世代機ですが、UHDに対応してるとうスゴイありがたい仕様です。

今度は難なくディスクをマウント。

音声は勿論DTS7.1chに設定。
そりゃ、まずは7.1で迫力あるのを楽しみたい!!

そして、映像はHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)で出力されています。

このHDRが超スゴイ!!

これこそが、このディスクの肝といっても過言ではありません。
※テレビは有機EL視聴です。

特典映像には、SDRとHDRの比較映像までコンテンツとして組み込まれています。
HDRだとセル画を直接見ているようで、驚くべき事にカリオストロの城の色合いが違います。
SDRだとくすんでいるんですがHDRでは恐ろしくキレイな鮮明な青色です。

細部までクッキリ見えるのでリアリティと壮大さが桁外れに違います。

※HDR(ハイダイナミックレンジ)は従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広く明るさの幅を表現できる技術です。

なぜ、HDRで色味まで変わってしまうのか?
全体的にクッキリするから色味が変わって見えるんでしょうか?
そこは詳しくないので、ゴメンナサイ。

先にも書きましたが、本当にセル画を直接見ているような錯覚に陥ってしまいます。
その影響で圧倒的な没入感が味わえます。

こちらの動画で中盤で分かりやすく比較検証されています。
ルパン三世 カリオストロの城[4K ULTRA HD]PR

リミックスで7.1ch化された音声やいかに?

筆者の視聴環境はご覧の通り7.1ch。
3.1ch分のスピーカーは下に設置、4ch分は天井に設置しアンプの空間解析機能で各スピーカーの指向性とボリュームを設定しています。※面倒なので機械任せ。

この7.1chリミックスの出来が凄い。
いったい全体どうやってこのサラウンド感を出したのか、不思議でなりません。
ちゃんと7.1chで音の移動が肌で感じられるように作り込まれています。

最初のカーチェイスのシーンでは右のスピーカから左のスピーカーへ音がスムーズに移動し、自然でありんながた迫力を感じる事が出来るようになっています。

また、台詞はちゃんとセンタースピーカーからのみ音が出ています。
音が用途により明瞭に分けられており、よりキャラクターの台詞回しとBGM分離感が物語をより雄大に語る手助けをしています。
(演劇みたいと言えば分かりやすいでしょうか?)

BGMが入るとフロントスピーカーが主旋を奏で、サラウンド・サラウンドバックスピーカーが部屋全体に音を回すという役割もしっかり達成しています。

教会の鐘が鳴るシーンでは、サウンド効果が遺憾なく発揮されあたかもそこにいるよに感じました。

低音は全体的に抑えめでボリュームを上げても聴きやすく調整されています。

唯一マイナスポイントだったのが個々の音が明瞭になりすぎたせいで、(SE)鳥のさえずり音が耳についてしまいました。
モノラルやステレオ視聴だと気にならないシーンですが、7.1chでは耳障りでした。
ここは演出意図と違うと思います。

しかし、全体を通しては実に素晴らしい音作りがなされています。
これ以上のリマスターは不可能と思える最新技術で蘇った『ルパン三世 カリオストロの城』
最高の映像体験にはUHD版が絶対オススメです。

 

 

《映像特典》
ノンクレジット版オープニング
アニメ史上未だ最高のオープニングをノンクレジットで見られます。

思わず、続きが見たくなる本編導入部の動画。
これ見たら、絶対続きが見たくなっちゃいます!

超素晴らしい、オープニングシーンもあり、タイミングが絶妙なBGMの入り、あまりにも忠実に作られたフィアットのエンジンスタートシーンもあり最高!!

トムスエンターテイメント提供『ちょい見せ!ルパン三世 カリオストロの城』

以上がUHD版 カリオストロの映像レビューですが・・・・・。
最後に一つだけ書かせてください。

一番好きなシーン。
それは、ラストシーンでなく、、、
題して『クラリスってめっちゃいい子・・・これはルパン一味も守りたくなるわシーン』

ルパン「ひとまず城外に脱出だ」
次元「まかしとけ!ここでくいとめる」
ルパンと共には走っていこうとして、クラリスは次元、五右衛門のところに戻ってきます。

クラリス(五右衛門に向かって)「どうか、おきをつけて」
(次元に向かって)「次元サマも・・・」

次元「へっ・・?!」

あっけにとられる次元に向かって

クラリス「必ず無事にもどってくださいね」
「このご恩は一生忘れません」

ルパンと共に立ち去るクラリス

次元「次元さまだと・・・・」

五右衛門「可憐だ」

次元「、、、!!」

次元(クラリスのしていた王冠をかぶり)

「おっぱじめようぜ!」

 

そして、ルパンと一緒に心を燃やせ!!!!

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