秋の夜長に小沢健二 彗星を聞く!フリッパーズギターからの究極のアンサーソング


僕が小沢健二の歌詞を初めて聴いたのは、予備校ブギというテレビドラマの主題歌として採用された「恋とマシンガン」とい1990年にリリースされた曲。
いい曲だなと思ったけど、その程度の感想しかありませんでした。

そして、パーフリファンになったのはそれから2年後に専門学校で出会った南君という超音楽好きの友人の影響です。
※当時、フリッパーズギターのファンはパーフリって呼んでました。

ファーストアルバム「海へ行くんじゃなかった」が凄くいいと進められ、アルバムを聴くようになって完全にパーフリに嵌りました。
余談ですが、ネオアコという音楽ジャンルを追いかけ、アズテックカメラとかも聞きまくりました!!

ついには、パーフリの前身バンド「ロリポップソニック」のレコード(プレミアついて8万円くらい)を買って食費がなくなるという事態にまで(来る日も食パンのみ)。。。。

話をフリッパーズギターに戻します。
フリッパーギターのファーストアルバム「海に行くつもりじゃなかった」、セカンドアルバム「カメラ・カメラ・カメラ」ポップな曲調とは裏腹にあまりにも鮮烈でした。

この中にはJ.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」や太宰修の「人間失格」と同様の文学を強く強く感じ、歌詞の持つ痛々しい純粋さに心が動かされました。

セカンドアルバム「カメラ・カメラ・カメラ」納められている楽曲で午前3時のオブの一節より

耳をいつも澄まして 17歳の僕がいた 花束をかきむしる 世界は僕のものなのに

僕達の目は見えすぎて きっといつまでも死を告げることだろう

この痛々しさが、ライ麦畑の主人公のようでした。

そして、小沢健二としてリリースしたアルバム「犬は吠えるがキャラバンが進む」
ここで、かの名曲「天使たちのシーン」が発表されます。
この曲のレビューはこちらで

そして、それまでと違って何かを吹っ切ったような「LIFE」がリリースされます。
全編を通して「ひかり」「美しさ」「希望」など、あり得ないほどポジティブに歌い上げられます。
当時、これが小沢健二の答えなんだなと思いました。

そして、2019年 彗星をがリリースされました。
ここ一週間くらいこの曲を聴いています。

1995年
冬は長くて寒くて
心凍えそうだったよね
だけど少年少女は生まれ
作曲して録音したりしてる
僕の部屋にも届く

1995年と明示されてますが、僕にはこの曲がどうしても渋谷系という音楽が持てはやされた頃、フリッパーズギターの曲、LIFEの頃のアンサーソングに聞こえます。

それは、つまり小沢健二の曲を青春時代に聞いて走り続けてきた僕達への答えを提示してるんじゃないかと思います。

今ここにあるこの暮らしこそが
宇宙だよと今僕は思うよ
なんて素敵なんだろうと

この一節は、天使たちのシーンで語った、自然の法則(ルール)に、やがて訪れる死があっても、今ここにある暮らしは真実で素晴らしいと付け加えているように思えます。

何度聴いても、素晴らし曲です。
なによりも、小沢健二の楽曲と青春時代を疾走してきた僕達にひとつの答えをありがとう!
でも、まだまだ全力疾走していくよ!!

 

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