復刻するかもと思い、ずーーーーとアナログ盤の発売を待ち望んでいましたが、一向にリリース予定が無いので中古レコードを購入しました。
TM NETWORK『CAROL』
購入価格1万円、まあ妥当な所でしょう。
本作がリリースされた頃は、レコードからCDへと音楽メディアが変わっていた頃です。
アナログ盤の販売枚数も少なかった事でしょう。
かく言う筆者も当時CDを購入しました。
『CAROL 〜A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991〜』
1988年12月9日エピックソニーよりリリース。
アルバムのジャケットワークが象徴するように、本作は物語をはらんだコンセプトアルバムとなっています。
当時の邦楽ではこうったコンセプトのアルバムは稀有な存在でしたが、映画やアニメに提供された楽曲を多く収録したヒット作となり、まさにTMの集大成的なアルバムとして認知されファンには名盤中の名盤とされています。
オリコンチャートでは最高位1位を獲得しミリオンセラーも達成した。
また、日本レコード協会ではダブル・プラチナと認定される。
マジカルな世界観!
CAROLという音楽が迷い込んだ世界で魔物達と対峙するというストーリーを楽曲で表現しています。
このアルバムの世界観を元に小説(ベースの木根尚登作)やアニメが制作されます。
コンサートも豪華な舞台セットでミュージカルの様相を呈していました。
音楽以外にも媒体をクロス展開させファンの獲得やセールスの伸びを増やす、音楽が発信源のマーケティングとしては画期的な物だったと思います。
【収録曲】
SIDE A
1「A Day In The Girl’s Life (永遠の一瞬)」
2「Carol (Carol’s Theme I)」
3「Chase In Labyrinth (闇のラビリンス)」
4「Gia Corm Fillippo Dia (Devil’s Carnival)
SIDE B
1「In The Forest (君の声が聞こえる)」
2「Carol (Carol’s Theme II)」
3「Just One Victory (たったひとつの勝利)」
SIDE C
1「You’re The Best」
2「Come On Everybody」
3「Winter Comes Around (冬の一日)」
SIDE D
1「Seven Days War (Four Pieces Band Mix)」※映画「ぼくらの七日間戦争」
2「Beyond The Time (Expanded Version)※アニメ映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」
3「Still Love Her (失われた風景)」※テレビアニメ「シティハンターED曲」
SIDE AーBはCAROLの物語、SIDE Cはシングルカットされた曲、SIDE Dはタイアップ曲という構成です。
全曲素晴らしく、パーフェクトです。
CAROL関係の楽曲では音から魔法の匂いが漂ってくる不思議な神秘性がグングンと迫ってきます。
本当にその世界があると信じられる音世界は圧巻です。
そして、このアルバム冬に聞きたくなるのです。
そん理由、、、
タイトル通りで安直ですが「Winter Comes Around (冬の一日)」という楽曲が収録さているからに他なりません。
冬のロンドンが歌われていますが、凄く透明がある風景が浮かんできます。
そして、吐く息が白くなってるのさえ想像できる。
そして、滅茶苦茶に切ない。
冬の切なさと、暖かい暖炉と人の温もり全部がいっしょに混在している。
そういう感情を彷彿とさせる冬が苦手でもあり好きでもある。
透明感にあるれる素晴らしい曲です。
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他にもう一曲、冬を感じるのがこちら!
こちらは、冬の暖かさを感じる素敵なメロディーラインがたまりません。
歌詞にある通りロンドンの冬を歌っています。
(2階建てのバス)
そして、このレコードを手にいれる事ができて幸せだなと思う、冬の1日でした。
今日、一日このアルバムをリピートしていました。
レコードなのでいちいち面倒ですが、それがまた良いのです!!