あまりも素敵な装丁。
どこまでも深い青藍の布ばりで、触れた時に伝わってくる特別な感覚。
本文にリンクするデザイン、題字。
その全てが余りにも美しいです。
本文には美しい日本語と切り絵のようなイラストを融合させた表現で心が震えます。
裏表紙に書いてある「さよならがはじまりになる、心あたたまる物語」
主人公のキツネを通して、悲しみ、切なさ、喜び、慈しみを知る物語で、シンプルにさよならと始まりは表裏一体であるという事に気づかされます。
それは、読み手にとっては行く通りの解釈や感覚を呼び覚ます事になるでしょう。
大胆な構図(切り絵)で描かれた世界はスリリングな冒険でもあり、ハッとさせられるページが幾重にも折り重なります。
ぜひ、手に取ってみて欲しい『冬だからこそ、より感動する本です』
出版社のリーフレットも同封されていました。
お洒落すぎる!!
コラリー・ビックフォード=スミス (著)
スミス幸子 (翻訳)
発行 KTC出版 アノニマ・スタジオ
https://www.anonima-studio.com/