【本の装丁のレビュー】藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版

本の話

2023年、今年は藤子・F・不二雄の生誕90年周年。
公式から90周年の特別サイトも公開され、様々なプロジェクトが立ち上がっています。

公式サイト https://f90.dora-world.com/

そういう年に刊行されたのがこちら、『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版』
コミック1冊4,780円と高額ですが、その全てが特別で他の書籍の追付いを許さない圧倒的なクオリィに仕上げられた奇跡のコミックスです。

(左)刊行された愛蔵版
(右)随分昔に購入した文庫版

雑誌掲載時と同じB6版となった事で、作者が意図したサイズ感で読む事ができます。
流石に文庫サイズと比べると目に見える情報量が圧倒的に違います。

作品が素晴らしい事は沢山の方が述べられ考察されていると思いますので、愛蔵版という本についての感想を述べていきます。

第1回 初版限定の「ミノタウルスの血」雑誌掲載ver付属します。

センスのいいケースは中まで印刷が施されています。

装丁がカッコ良すぎる問題。
金属プレートが埋め込まれ、重厚感を演出。
特別感がして、ページを捲る瞬間の気分も絶対に異なります。

製本技術の進化!
本を平らに開く事ができる、コデックス装が採用されてます。
なんと、画面(紙面)を180度開閉する事が可能で、非常に読みやすい。

印刷精度の高さも圧倒的!!
文庫版では気づかなかった書き込み、ハイクオリティ印刷で各々のコマがくっきり!
気づけば何倍も物語に没入している自分がいます。

出版社のやばいくらいの本気を感じました。
そこまで、関係者・読者に愛される作家先生は本当に幸せだなと思うと当時に、それだけ僕達に大きな影響を与えるづけているという事実に只々『凄い』と思い、そんな作品を読んでる自分も幸せだと噛み締めちゃいました。

秋の夜長に、ピリッとしたユーモアと負の感情と裏腹な幸福感。
特別なコミックスのSF(サイエンスフィクション)を特別な本で楽しみましょう!

『NHKでドラマが放送されました。』
https://www.nhk.jp/p/fujiko-sf/ts/N93R8JJ329/

『本誌の公式サイト』
https://www.shogakukan.co.jp/pr/f_sf/

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