【買って大満足ジブリの本】宮崎駿イメージボード全集(4)ナウシカ前史

本の話

増え続けていくジブリ本。
その中でも、近年一番の当たり本をご紹介します。

圧倒的ボリューム。
イメージボードが188枚が収録されています。
※作品制作の初期段階で作品全体の雰囲気・世界観・物語の空気感を視覚的に伝えるために描かれるイラスト集のことです。

【宮崎駿監督ならではの描き方】

  • 細密な風景描写+日常の中のささやかな動き

  • 物語の核心を示唆する“謎の一場面”を入れる(後に本編で使われないことも多い)

  • 鉛筆線と水彩による柔らかい色づけが多く、一枚で「物語が始まりそう」な感覚を与える

ナウシカ前史が当たりな理由

今まで未発表のイメージボード58点も掲載されています。

また、ここに掲載されているイメージボードがその後の宮崎駿監督作品に登場するキャラクターの ベースになっていると思えるものが多数あります。

どのイメージボードも素晴らしく、躍動感があり、物語の先を勝手に想像してしまうような優れた物ばかりです。

作家の思考は一つの作品に収まらず、散文的になっている事が非常に良く分かります。
この本は宮崎駿監督の頭の中にあるイメージの連続であり、それが具現化されています。
本作のを読む事により、「君たちはどう生きるか」の理解がより深まる事となりました。

サイズ感

MacBook比較。
大型本で高精細な印刷で作品を堪能する事ができます。

漫画「風の谷のナウシカ」出版前のナウシカ史。

ジブリのイメージボード集では、今のところ断トツでナンバーワンの書籍です。

ISBN 9784000288347

刊行日 2025/07/08
体裁 B4・並製・192頁
価格6,600円(税込)
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