『クリスマスの何たるか?』スヌーピーのメリー クリスマス(原題:A Charlie Brown christmas)

映画

クリスマスの魔法が訪れる季節。
そんな特別な日に、私たちの心を温かく包み込んでくれるのが、チャーリーブラウンとその仲間達!
今回は、彼らと一緒に迎えるクリスマスに焦点を当て、その魅力に迫ってみましょう。

クリスマスと言えばいくつか愛すべきアニメや映画を思い出すと思います。
映画『ホームアローン』『ニューヨーク東八番街の奇跡』『クリスマスキャロル』『三人のゴースト』アニメ『スノーマン』など、、、

全部素晴らしいですが、とびっきりなのがこちら!
素晴らしい音楽と可愛いキャラクターと共に観客がクリスマスの意味を取り戻す物語です。

『スヌーピーのメリークリスマス』(原題:A Charlie Brown Christmas)

本作は1965年12月アメリカCBCのクリスマス特番として公開されました。
コカコーラをスポンサーに制作されたピーナッツのアニメです。

作品に携わったテレビ関係者は試写の後にヒットしないと予測しました。
日常的な物語でメリハリが少ないというのが理由でした。
ところが、蓋を開けてみると驚異の視聴率を叩き出したのです。

なんと、シェア率50%で全米のテレビの2台に1台は本作にチャンネルが合わせられていました。

音楽も素晴らしく後のピーナッツ作品のベースともいう物となりました。

 

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そして、作品の世界観やテーマは50年を超えた今で愛され続けています。
後に放送されたアメリカでのクリスマス映画、アニメ、特別番組などの礎を築いた作品です。

物語は、主人公のチャーリー・ブラウンがクリスマスの時期に孤独感と物事がうまくいかない悩みを抱えているところから始まります。
彼はクリスマスの本当の意味を見つけようとします。

クリスマスの前にプレゼントや派手なデコレーションなど、商業的なイベントとなったクリスマス疲れになっているようです。

劇中、クリスマスの意味がわからないと言うチャーリーブラウンに対してライナスが意味を教えてあげると言うと、なんと聖書を暗誦します。

ルカの福音書2章8節から14節は、キリストの誕生に関する有名な箇所で、キリスト教のクリスマスの物語としてよく知られています。以下に、新共同訳聖書(口語訳)に基づくこれらの節を引用します。

8節: 夜、羊飼いたちのそばに、主の使いが立ち現れ、主の栄光が彼らを照らしました。彼らは非常に恐れました。

9節: すると、使いは彼らに言いました。「恐れることはありません。見よ、わたしは大いなる喜びをもって、すべての民に与える喜びの知らせを告げに来た者です。

10節: 今日、ダビデの町に、あなたがたのために救主が生れました。これが、あなたがたのためです。それが、キリスト、主であることを、見て知りなさい。

11節: そして、これがあなたがたに与えられたしるしです:見よ、あなたがたは、ひなの中に包まれて、飼い葉おけに寝かされた幼な子を見るでしょう」。

12節: すると、にわかに大ぜいの天使たちが、その使いと一緒に現れ、神をほめたたえて言った。

13節: 「いと高き所に栄光があるように。地に平和があり、人々に喜びがありますように」。

14節: 彼らが言い終えると、羊飼いたちは、互いに言った、「さあ、ベツレヘムに行って、主がわれわれに知らせてくださったことを見てこよう。」

いつも哲学的に意味深な事を言う知的ライナス流石です。
安心毛布を自在に操るのも凄いですが・・・

これに触発されたチャーリー・ブラウンは、小さなツリーに対しても愛情を持ち、それを大切にすることを決意します。

物語のクライマックスでは、キャラクターたちは一堂に集まり、小さなツリーに光を灯して、共にクリスマスを祝います。

スヌーピーのメリークリスマスは、小さな幸せ、仲間との絆、素朴な喜びの追求がテーマです。
日本のクリスマスはこれらの価値観に共感するものがあり、贅沢なものではなく、心からの喜びと笑顔を大切にすることが重要です。
今年のクリスマスは、スヌーピーのような素敵な精神で過ごしてみてはいかがでしょうか。

(ブルーレイの詳細)
メイキングとボーナスエピソードが収録されています。
メイキングは貴重なインタビューなどで構成されており、非需に出来が良く作品の理解が深まります。

映像はリマスターされており、驚くほど鮮明。
音声は5.1chで収録されていました。

 

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