新型コロナ・ネット・SNS・炎上・戦争・覇権主義。
野暮なニュースがいっぱい流れて、こんがらがった世界に光が本当にあるんだろうか?
そんな事がここ数年続いているように思います。
『くだらないね』って云いたくなる。
でも、そんな色々と困難な時代に、小沢健二の『ラブリー』がアナログ版でリリースされました。
そう!そうだ!今こそ『life is coming back』を大声で叫びたい!!
新型コロナも5類へと分類され少しづつ日常を取り戻していくであろう僕たち。
随分と変わってしまった世界ですが、それでも以前と変わらない事もあって今よりもっと良い世界がやってくる!
まさに『life is coming back』!!
アナログ盤は抽選販売でしたが、見事に『当選』!!
雪などの悪天候で到着が遅れ2日遅れでの到着となりました。
え
透明でレーザー加工が施されたスペシャルな仕様です。
『犬は吠えるがキャラバンは進む』通称「犬キャラ」から11ヶ月後にリリースされたアルバム『LIFE』にラブリーは収録されていました。
犬キャラの意味( Wikipediaより引用)
中央アジアのことわざの一つで、「進行を阻むほどの力が働こうとも、人生や自分のやるべきことは続いてゆく」という意味。
犬キャラは、壮大な人生を少ない音の中、静かに歌った実に素晴らしいアルバムでした。
その詩世界は、フリッパーズギター(小沢健二・小山田圭吾のバンド)の難解な詩世界を継承しつつ小沢健二の主体性(本心)をブレンドしたような楽曲が続きました。
そして最後には、生死を凄く自然に歌い上げるとう神がかった楽曲で締め括られました。
それは、宗教的で仏教の輪廻やスターウォーズのフォース、ファイナルファンタジーのライフストームなどを思い起こさせる自然の理が見事に表現されています。
(凄く救われる、まさしく神曲です。)
対して、アルバム「LIFE」は完全に振り切っている!!
前作のそれを期待して聴くと『???』なんだんだいったい?となります。
頭が追いつかないのです。
それが、私はアルバム「LIFE」を初めて聴いた印象です。
でも、この振り切った感がだんだん癖になり、もうこれじゃなきゃダメになる。
何回も何回も聴きたくなるスルメ曲ばかりです。
名曲揃いなのですが、特にヒットしたのが「ラブリー」
気持ち良いストリングスの波波波(ザブーンです。)
そして、単純明快って歌いながら密かに2重構造にしてある詩。
それが物語(楽曲)に真実味というエッセンスを加えています。
耳にが幸せになる言葉の連続・・・・。
『ベルが鳴る』『Life is show time』『Lovely』
でも、それらの前には『犬キャラ』で紡がれた長い夜があって、その後に光が射してきたのだと思います。
【写真】昔にリリースされたラブリー(1994年リリース)
7分19秒と長尺なのでLP(12インチサイズ)に収録されています。
犬キャラがあったから、アルバム『LIFE』には深みが見える!
「いい事ばかりの綺麗な世界」ラブリーの嘘みたいに突っ切っちゃった人生讃歌、そこに『リアル』を感じる事ができるんだとうと思います。
本当に、『life is coming back』
人生は戻ってきた!!
ともあれ、作品単一で聴いても充分に幸せな気持ちになれる事は間違いありません。
様々複雑怪奇な2023年を進む僕たちに今必要なのは、まさに『life is coming back』
45回転で回わるターンテーブルの上で、すかっと気持ちよくラブリーウェイが響き渡ります。
そして、僕たちは日常を取り戻していく!!
前よりも、より良い世界が戻ってくる事を願って止みません。
公式チャンネルが楽曲を一部YouTube公開しています。