6月26日(金曜日)より全国劇場公開がスタートした千と千尋の神隠し。
早速、イオンシネマのULTILAで観て来ました。
金曜日の15:40の回、朝のナウシカとは一転、、
プレミアシートの空席が目立ちました。
通常席はそこそこ埋まっています。
「一生に一度は、映画館でジブリを」
では、早速劇場へ===3
(劇場入り口でサーモグラフィーチェックがあります。)
この作品は公開当時にリアルタイムに劇場に観に行きました。
連日、凄い賑わいで異例のロングランとなりました。
当時の新聞広告がこちら。
【書籍 ナウシカの「新聞広告」って見た事ありますか。より引用
2001年7月20日に封切りとなります。
何故か、イチロー選手に絡んだ広告。。。。
そんな年だったんですね!懐かしい。
夏休み映画なのに・・・・。
クリスマスを超え、、、、
翌年の春まで公開されます。
歴代興行ランキング1位308億円を達成!
この記録は他の追随をゆるさず、現在も塗り替えられていません。
2位 タイタニック 262億円
3位 アナと雪の女王 255億円
4位 君の名は 250.3億円
5位 ハリーポッターと賢者の石 203億円
6位 ハウルの動く城 196億円
7位 もののけ姫 193億円
8位 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 173.5億円
9位 ハリー・ポッターと秘密の部屋 173億円
10位 アバター 156億円
2位のタイタニックを約50億円も引き離す、興行的に異例の成功を収めた映画です。
それだけの、観客を動員した映画、、、、
そりゃ、とんでも無く面白いです。
芸術的で内面的ですが、、、
圧倒的に面白さが勝るのです。
大人ばかりで静まり返った劇場。
照明が落ち、映画ドロボーのCMが流れ、、、、、
キタ!
定番のトトロのブルーバックがスクリーンに映し出されます。
気だるそうな千尋の横顔からストリーは始まります。
今回も劇場で見る感動ポイントをお伝えします。
【音声について】
イオンシネマが誇るULTIRAで、Vsound席での視聴!
最高です。
文句のつけようがありません。
先に見たナウシカの音声は不満ララタラとなってしまいましが(ソースが古いので仕方ないという結論で閉じました。)、本作は1991年当時の最新のサウンドシステムに対応した作品です。
邦画アニメーション初のDTS-ES及びドルビーデジタルサウンドEX対応。
6.1chサラウンドです。
この形式は音声圧縮にも優れており、各チャンネルのリアルで繊細、しかも音圧を伴っています。
これが、最新の劇場設備を誇るURLIRAでは実に素晴らしいです。
サラウンドを強調しすぎず、自然なのに迫力や繊細さを見事に表現しています。
低音用に割り振られた0.1chがあるので、座席が振動するVサウンドシステムとの連動も絶妙です。
これはいい!!
本作はプレミアシートで観る価値が非常に高いです。
いや、プレミアシートで観て損はなしです。
BGM、セリフ、効果音、全てのバランスが非常に良く、劇場内を回る音が気持ちいいです。
エンディング曲「いつも何度でも」は透き通ったボーカルがクリアに届くので、より大きな感動を与えてくれます。
【映像について】
本作は日本映画としては、初のDLPシネマが採用されました。
フィルムでの上映と違いデジタル方式なので何度上映しても劣化しないのが特徴です。
デジタルデータなので、より鮮明な映像が楽しめます。
(本作劇場パンフレットより)
映像のクオリティは非常に高いと思いますが、ナウシカを大画面で見た時ほどの感動はありませんでした。
ナウシカでは、スケール感が非常に重要な要素でそれが、ファンタジーに現実感を与えています。
この為に、物の大きさがわかるという事が非常に重要な事でした。
しかし、千と千尋という映画はそこを強調してません。
街を一望した時の生活感(リアル)やビルよりも大きな兵器が出てくるという訳ではありませんから。
このせいで、映画感の巨大スクリーンで視聴するという事による体験の変化が少ないだろうと思います。
勿論、素晴らしい映像世界を集中して堪能できるという効果はると思います。
演出意図による差ですね!
【ちょっとだけ、ストーリーの話もさせて下さい。】
頭から印象的な、千尋のブータレシーン。
コンテには「不愛想そのもの、しばらく動かない」「だるそうにモゾモゾ・・・」
実にダメダメ感な現代っ子として表現されています。
飛んでカット258
ここでも、おっかなビックリが表現されてみます。
そして、私がこの映画で最もハッとするシーンがこちら。
そのカット258の伏線を回収するシーンです。
わずか、数秒のこのシーンが心を揺さぶります。
258の階段より遥かに恐ろしい、配管の上を渡ろうとする千尋。
手際良く、タスキで服のたもとを押さえる!
その数秒のシーン。
誰かの為に、危険を顧みず前に進む!
この時の千尋の表情に強い生命力と成長を感じるんです。
本当に数秒のシーンが見る人の心をグイと捕まえてしまいます。
宮崎監督はこう語っています。
「この映画で千尋がやったことは、あなたたちにもできると、僕は信じて小さい友人たにちに作りました。」
私はどのシーンよりもこの数カットがこの映画の核心なのではと思います。
【劇場公開当時のパンフレット】
タイアップ企業の広告が入っています。
表3(ローソン)表4(ネスレ)
当時ローソンでは、フィギュア付きの前売り券の販売も行われていました。
懐かしいでしょ。
本作公開で日本中に千と千尋旋風が巻き起こる中、オープンしたジブリ美術館、、、
ローソンで入場券を販売してましたが、非常に入手困難でした。
そんな、千と千尋の神隠し、今まさに劇場公開中!!
最高の環境で最高の作品を堪能するチャンスです。