徳島市中徳島河畔緑地(福島橋~徳住橋)
歩道にLED照明が設置され、平成22年度に光の八十八カ所巡りに指定されています。
照明点灯時間:日没~23時まで
街から少し入ると静まり返った住宅街の突如開ける視界に川。
阿波歴史を感じる遊歩道と何処までも高い空の曖昧な境界線が、映画千と千尋の神隠しに出てきた海原電鉄みたいな雰囲気です。
公園にはシンボリックなガス燈があります。
デカイ!!
そして、ガス燈のガラスには・・・・・。
!!!!!!!!!
謎の世界が広がっている。
あの不思議の街ですか??
撮影後に焦りました。
緑の異世界が映っている!!!
世界を切り取ってるのか?
種明かしをすると、ガラス部分へ木の映り込みでした。
こちらの木、藩政の松といって、幕府時代に、福島川から助任川に植えられた松並木だそうです。
非常に歴史を感じさせてくれる。
石畳の遊歩道あるくのは、凛として気持ちが良いです。
清々しさ全開!
川面から、入ってくる風が本当に気持ちい。
【公園の案内図も江戸時代風】
神様の祠もあります。
何故に力士?センスが分からない・・・・。。
普通、阿波藩の何か入れるでしょっとツッコミどころ満載です。
公園なので、ハトがめっちゃいる。
筆者は仕事はマンション管理をしているので、この光景を見るとぞっとします。
「ハトマーク」ですが・・・・・。
平日のお昼という事で、誰もいませでした。
この公園、案内版に書かれている事以外にも見どころがあります。
園内で唐突に現れる現代アート。
第22回国民文化際・とくしま2007 屋外彫刻展
「球の相貫(風景への相貫)」仲亀幸弘
これまた、そこだけ世界を切り取っている!
発見すると「!?」ってなる事間違い無しのアート作品です。
製作意図とは違うと思いますが、角度による映り込みがめっちゃ楽しい異世界を堪能できます。
2001年宇宙の旅に出て来る「モノリス」が頭を過りました。
そして、石像!
「関 寛斎像」
幕末から明治時代の蘭方医。
長崎で最新の医学を学び、徳島藩蜂須賀家の典医となった先生です。
『碑文』
関寛先生は長崎でオラン軍医ポンベについて西洋医学教育を受けられた。
1962年阿波藩に藩医として招かれ、日本新政府の奥羽征討に軍医として招かれ、出陣し治療にあたり名声をはせた。
此の像は当時フランス式軍服を着用し医書をかかえた姿である。
1870年、先生は軍医として功績が評価され医学校開設を許された。
これが徳島での医学校第一号である。
1872年先生はこの像の場所の近く、即ち現在の城東高校校庭の一部の場所に居を構えて以来30年間市民の診療を行った。
富者には診療費を高くして貧者からは金をとらず 俗に云う赤ヒゲ先生であった。
72才で医療を廃し北海道開拓に向かい83才で他界された。
そして過ぎし40年の徳島時代の生活を回顧して
「世の中を わたりくらべて今ぞ知る 阿波の鳴門は浪風ぞ無き」と詠っている。
実はこの場所を訪れたのは2018年8月です。
※忙しさで、記事を投稿できずにそのままお蔵入りとなっていました。
それが、ご縁というは不思議な物で2022年3月この方の子孫「蘭学医・関寛斎 平成に学ぶ医の魂」の著者と出会う事となります。
そして、ここを訪れて約4年後の今日この記事を投稿する事ができました。
不思議なご縁を頂いた静寂のパワースポット!
ゆったりした時間が流れている不思議な場所なので、機会があればぜひ訪れてみて下さい。