徳島タウンマップの運営者が執筆しているジブリなブログ
「そらいろ百貨店」
高畑勲監督の平成狸合戦ぽんぽこ!の絵コンテなどを読み、この映画は何だったのか?
民俗学とは何か?
もう一度、色々と考察しようと思っていました。
そんな矢先、、、
あれ、徳島って狸伝説が凄く多いし、祠が現存しているという事だしまずは、それを見に行ってみようと思い立ち
阿波狸の祠を巡る事にしました。
『平成狸合戦ぽんぽこ!』は阿波狸合戦(江戸時代末期)がモチーフにされています。
本ブログ第2祠は、、、、、
番屋の八兵衛の祠
番屋の八兵衛大明神
住宅街に突如現れるミニ公園。
立て札には、「ここは元浦 南沖洲5丁目 番屋の八兵衛広場」と記載されてます。
南沖洲は昔は、沖洲町でこの付近は元浦と呼ばれる地区だったそうです。
遊具などもありますが、あまり管理されてなさそうです。
元浦 名狸 番屋八兵衛
番屋の八兵衛大明神の由来 〜阿波の狸 奉賛会〜
藩政時代、今の南沖洲の沖洲川沿いの部分に水軍関係の番小屋があり、
その近くの石垣の穴にすんでいたので「番屋の八兵衛」と呼ばれていた。
元浦の松原のてっぺんに、夜、新町川へ入ってくる船のために明かりをともした。
とんぼ返りで一回転し、辺りを一面の花畑にする術も持っていた。
また、外の狸の面倒もよく見る、よい狸であった。地域社会や友達を大切にする心を育ててくれるという。
めちゃめちゃ良い狸さんですね!
新町川に入ってくる船の為に、明かりを灯したりしてくれてたそうです。
そんな、逸話を聞くと親近感が湧いてきます。
当時の阿波の人は、何故この様に狸を物語とし生活と結びつけたんでしょうか?
何故それが狸だったのか???
こういうのは、妖怪伝説として残る話ですが、狸と紐付けしていく理由は何?
祠を巡るほどに、余計に謎が深まっていく阿波の狸伝説です。
【地図】
徳島県徳島市南沖洲1丁目7−41