高価な本ですが、買って本当に良かった!!
いや、本当にこれだけの圧倒気内容と装丁の素晴らしさなら逆に安い。
ジブリの美術本はすべてのページが美しく、お値段以上間違いなしです。
この本で味をしめていました。
間違い無いはず!
2万円台の本とは思えない完成度の高さで、随所にこだわりが散りばめられていまた。宮崎駿とジブリ美術館』(岩波書店刊)
B4判変型/並製箱入り/2分冊(174ページ折込口絵2枚+424ページ)
輸送ケースつき 本体価格25000円(税抜)
そして、2025年1月発売となった『スタジオジブリの美術』
568ページの大ボリューム A4サイズ ハードカバー 12.000円税別
https://www.ghibli-museum-shop.jp/contents/painting-the-worlds-of-studio-ghibli/
手に取った瞬間・・・
重い・・・・
ハードカバーでさらに、A4の568ページ。
そりゃ重いはずです。
そして、それ以上に圧倒的な内容。
読み始まると、止まれませんでした。
めくるめくジブリワールド。
森も匂い、火の匂い、草原に吹く風の感触。
それら全部が本から溢れ出てくる。
魔法のような本です。
また、映画だと10秒足らずで変わる背景画それが、本となる事で絵画のように鑑賞する事ができるようになります。
そして、思わず感情が溢れて、涙するページもありました。
この本が、つまりジブリの背景が何故、ここまで心を捉えて離さないのか?
美しい景色を見た時に言うあれ!
『ジブリの世界みたい』
これは、景色をアニメ化してるのでは無く本質を表現しているからだと想像します。
宮崎駿監督は、写真を見て書くな!とう事を自分のみならずアニメーターにも徹底していました。
だから、写真とは違う心で感じた景色が表現されるのだと思います。
それは、現実世界では無い構図だったりデフォルメが生み出す「ゆらぎ」であり人のフィルターを通しているからこその絵。
フィルムカメラで景色を撮影した時にはファインダー越しだと雄大に感じた世界が、フィルムを現像してみると狭く奥行きの無い世界になっていたって経験をした方も多いと思います。
カメラが悪いのでは無くカメラが真実を捉えており、ファインダー越しの世界は脳内コンバートがなされたものだからです。
その脳内コンバートされた景色を思い出して描くから、心に響く背景が出来上がるのだと思います。
宮崎駿監督のアニメーターの作った本当に存在しない本当の世界の美しさ、悲しさ、切なさ、儚さ、怒り、焦燥、希望、、、
それらが、静かな本の中にぎゅっと詰まっている本作、ジブリ好きならぜひ手に取って欲しい絶対おすすめの作品です。