ジブリ初(4K UHD)画質・音質レビュー|君たちはどう生きるか(少年とサギ)

君たちはどう生きいるか

作品は、圧倒的な映像美と情緒的な心象風景を劇場で体感し数ヶ月が経過。
(奥行きが深すぎる物語に1度見ただけでは、理解ができずに2度見に行きました。)
イオンのULTILAで視聴したので、映像・音ともに素晴らしく良い環境で視聴しています。

満を持して、「君たちはどう生きるか」4K・UHDが発売されたのでレビューしていきます。
本作はジブリ発のUHDとなっています。
作品の内容は様々な考察がなされていますので、ここでは触れません。
映像や音づくりのレビューとなります。

HDRに対応しているという事で、その影響がどう出ているか視聴前からワクワクが止まりません。

本編ディスクは日本語(ドルビーアトモス)対応。
Dolby Vision、Dolby Atmosはジブリ作品初です。

予約特典は劇場アートカードが付属。

視聴環境
【7.1ch スピーカーシステム】
(JBL)フロント2本・センター1本・サブウーハー
(KEF)サラウンド2本・サラウンドバック2本 ※天付
【モニター】
LG 65型 4K有機EL テレビ OLED65B1PJA
【AVアンプ】
AVR-X2200W
4K Ultra HDビデオ・パススルー対応(30p / BT.2020 / HDR)
Dolby Atmos、DTS:X、全チャンネルHDCP 2.2対応

オープニングの空襲の街のシーンから圧巻の画質。
火の表現が凄まじく、ここは有機ELディスプレイの無限の黒が生きています。
もちろん、ソース自体の情報量も多く細部まで綿密に見る事ができます。

このシーンは圧倒的な音声で部屋が唸るほどの迫力のある音作りがされています。

宮崎駿監督と言えば、海・空の表現。

本作は建物の暗く狭い空間から、抜けるように広い空や海のシーンへの場面展開が複数ありあますが、その時にHDR如実に効果を発揮。

落ち着いた心象的なシーンでありながら、ぬけるような空と美しい光の透明感がくっきりと画面越しに伝わってきます。

これは、本当に感動します。

引きのシーンではUHDの圧倒気な情報量が良い仕事をしています。
高精細に売りし出される映像には、踊くべき表現も認識する事ができました。
とおーーーーーくの方で草が揺れているんですが、揺れ方が異なる。
描きわけしてある。
マジか、、、、、
なんか、究極的なこだわりを見てしまった気がします。
そんなシーンをいくつか発見しましたが、それが解ったのは映像ソースが良いからだと思います。

細かな線のタッチまで映し出せるようエンコードされた映像は物語に別の力を与えています。
視聴環境次第では、劇場を上回る事が容易です。

音声は比較的落ち着いています。
劇場はサブウーハーの低音が強調されている部分が多くありましたが、このディスクはそうではなく、全体的に静かで全編を通して歩調をあわせた音作りが成されているように感じました。

ただ、この作品は沈黙にピアノお音がよく似合う!
トーンを抑える事により、その部分の音がより美しく繊細に感じる事ができました。

結論、UHDとして作品を大切にした最高のマスタリングが施されている本ディスク。
絶対オススメしたいです。

これだけ凄い技術がある現在、ジブリ過去作もマfスタリングしてUHD(4K)盤の発売を心から望みます。
また、新しい感動の世界を観たい!!

 

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