ジブリ作品がネットフリックスで公開される事となりました。
日本、アメリカ、カナダが除かれていますが、アメリカに関しては、ワーナーメディアの動画配信サービスHBO‘maxで作品が公開される事が昨年から報じられていました。
ネットニュースで配信を知った時は非常に驚きました。
まず、宮崎駿監督はDVDの発売さえ快く思っていない節があります。
その理由の一つは、映画館で見る一度の機会の為に全精力を注いで映画を作っているから。
何度も観る事を想定して作品を作っていない。
宮崎駿監督の作家性としての理由。
NHKトップランナーにてでも色々と語っています。
「となりのトトロ」は大きな楠の木、夏の空などなど、美しい日本の原風景や快活な子供達が登場し教育的には良さげです。
(大人目線でいうとことの、これなら何度も観ても大丈夫感)
保育園や幼稚園で見てたり、、、、
お家で見たり、、、
そう、監督の意図違う視聴方法になっちゃてるんですよね!
トトロを見て外に遊びにいくんじゃなく、宅内でずっとジブリを子供が見てるという。
何度見ても素晴らしい映画だし、視聴方法は自由なので私はそれはそれでいいと思いますが、ソフト化さえ嫌がってた宮崎駿監督が良く許可したな~と思います。
鈴木敏夫プロデューサーの説得が功をそうしのでしょうか?
まず、私が思ったのは宮崎駿監督が鋭意制作中の新作の製作費。
アニメを作るのは莫大なお金が掛かります。
ジブリは継続しているグッズ販売やライセンス提供などで今な収益を上げていますが、いくらスポンサーが付いてもいつ完成するか分からない映画の製作費を捻出する事は困難だと思います。
そこで、資金調達が必要だった事が一つ。
そして、もう一つ影響力。
近年、作品を発表していないスタジオジブリ、その影響力は必然的に下がって来ます。
ジブリ映画を劇場で見た世代も年を重ねていく中アニメスタジオとしての存在感を示す必要があったのではないでしょうか?
また、2022年に開園するジブリパークの開園を控えており集客という点でも世界に向けてスタジオジブリを発信していくという姿勢もあるのかと思います。
そのような、複合的な要因で今回のネットフリックスで作品配信という流れになったのかと思います。
日本での配信は当分なさそうですが、、、
ま~日本テレビとディズニーがジブリと関係が深いので、Huluやディズニーの配信サービスが手掛けるってのあり得そうですが、それは当分先の事になりそうです。
金曜ロードショーでのジブリ回の視聴率は毎回凄い数字をたたき出していますからね。
そんな、スタジオジブリ作品の配信。
ジブリ作品が世界171か国!様々な言語に翻訳されて配信されます。
新たにジブリ作品に接する何億人もの人がいる事でしょう。
そういった人に作品が届く事は宮崎監督も賛成だろうし、ジブリファンとしては嬉しい限りです。
ジブリアニメを見る感動が連鎖していく世界、ネットフリックスでの世界配信は日本人が思っている以上に革命的な出来事だと思います。