マンションの防水工事は早めにやっておくべき理由。

マンション修繕

管理物件で雨漏りがあり、防水工事を実施する事となりました。
今季は、2棟の工事を予定しており、1棟は足場を組み工事がスタートしました。

当店で行った段取りは大まか以下の通りです。
1)見積もり業者選定/現場確認
2)工事前の調整
・足場設置・撤去時に駐車場が出入りできなくなるので、その間はコインパーキングを使ってもらいという事になり
その場合の費用清算方法の準備と連絡。

残りは(3)工事完了時の雨漏りの確認等となります。

もう、1棟工事が控えており、そちらは11月に着工予定です。

雨漏りが発見された場合は、早めに防水工事をする事をオススメします。
雨漏りが起こるという事は、水がコンクリート内に侵入しているという事です。
その場合、クラックや鉄骨の腐食等が発生し建物の劣化を進めます。

また、放置して劣化が進めば酷い雨漏りとなり入居者様も退去せざる負えないなどの状況が発生してきます。
賃料6万円の部屋の入居者様が退去したとして、60,000円×8ヵ月=480,000円
プラス雨漏りにより余計な内装修繕コスト増180,000円
合計660,000円のお金が飛んで行く計算となります。

(8ヵ月で試算した理由)
雨漏りした状況でそのまま部屋は貸せませんので、防水工事の実施もどのみち必要となり、工事の時間も必要となってきます。
その期間と内装修繕の期間で4~5ヵ月(工事を依頼してもすぐには工事は始まりませんので)
新規募集の部屋が埋まるまで3ヵ月。

マンションの防水工事の費用は高額で、規模にもよりますが1,000,000円~3,000,000円の費用を伴います。
ですが、、、、
ほっておき退去に繋がっていけば、約700,000円をドブに捨てる事となります。
また、雨漏りが発生した部屋の入居者との交渉等もあるでしょう。

このような理由により、大規模な出費が痛いところではありますが、修繕を実施するようにして下さい。
また、築年数の古い物件の場合、特に大規模の修繕を要する可能性が高くなります。

マンション経営には、こういった事象に備えて、常に余剰資金をプールしておく事をオススメします。

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