【賃貸管理】知らず知らずのうちに、コロナで変わった事。

オーナー様

不動産業も新型コロナウィルスの影響で色々な事が激変した2020年・2021年。
管理業務では2020年の飲食店舗かのら賃料減額交渉に対して家賃支援給付金の案内をしたり、レジの入居者に生活支援資金貸付制度の案内をしたり。

オーナー様によっては期間限定で減額交渉に応じる方もいらっしゃり、コロナ対応型家賃減額の覚書を作ってみたり、思ってもみない業務をする事となりました。
ただ、こういった対応は一時的な物で現在に影響を及ぼしている物はありません。

それよりも、『非対面で仲介業務』を行う事が求められる世界になり、思いもよらない爆速で「IT重説」が普及、接客や案内をzoomで行うという事が行われるようになりました。

また、360度のパノラマ画像、Youtubeなどの動画での物件紹介も一般化。

当店でも、現地でのzoom案内の為に格安simから上り速度が速いキャリアsimに乗り換えたり、4K対対応の高価なパノラマカメラに切り替えたり、間取図上とパノラマ画像が連動し閲覧できる仕組みを入れ、動画編集の効率化のために編集ソフトをVlogベースの簡単な物に変更したりと、これまでに無かった事に取り組んできました。

既に日常になったIT重説、2021年5月に成立したデジタル改革関連法案には、宅建業法改正も含まれてお、2022年5月までの施行が予定されています。
これにより契約時の押印も廃止され、重説や契約書の交付を紙ではなく電子契約書で行う事が可能なります。(相手方の承諾は必要)

未だにFAXとガラケーだけで、一桁違う話をしている方もいるというのが不動産業界の珍妙なところでもありますが、それで商売が出きるのもあと数年の僅かな時間だと私は考えています。
売主や買主の世代交代により、それだけで成り立つという商売は淘汰されて行くのは必然です。

そう、旧来から残るアナログ満載の仕組みが音を立てて崩れていくのが、今目まさに前で起こっているのです。

もう、コミュニケーションの方法は変わってしまいました。
旧石器時代『電話』
新石器時代『携帯+FAX』
現代『メール』→『SNS(LINE・fbMessengerなど)』→『ZOOMなどのビデオ通話』
未来『AR(拡張現実)』『VR(バーチャルリアリティ)』

すでに、映画『レディ・プライヤー1』みたいな世界はVRチャットなどを通じて既に始まりを見せています。
GAFAがそれに取り組んでいるんだから、間違いなくそんな世界が来るでしょう。

 

少しは話が脱線してしましました、、、。

話を元に戻すと、新型コロナウィルスが不動産業界に持たらした物、それはズバリ『コミュケーションの変容』ではないでしょうか。

『伝える』方法が変わった。
2Dの世界から3Dの世界へ、静止画から動画へ、電話から動画通話へ、メールからSNSへ。

管理業務という側面で見た場合、当店の具体的な例でいうとオーナー様への対応方法が変わってきています。
日常的な簡易な要件はLINEやFBMessenger。
長文になりそうな場合、お互いに残して置いた方が良い物はメール。
話が混み入りそうな場合、特に県外のオーナー様にはzoomで対応。

時と場合に応じて、最適と思われる手段を利用してコミュニケーションを取るという事を自然と行うようになっているのです。
これらのほとんどが、コロナ対応でエンドユーザーとのやり取りの為に利用した仕組みですが、それを特段意識する事無く流用し、現在のオーナー様対応に至っています。
(いつの間にかそうなっていた。)

また、管理物件の入居者様への対応もLINEに切り替わってきています。
故障や不具合はあった場合は公式LINEアカウントに画像を送ってもらい対応。

「不具合報告があった際はLINEのトーク画面の上部検索窓で『カエルーム』と検索してして友達登録して不具合箇所の画像を送って下さい」
特に事前告知などもなく、こう伝えるだけでほとんどの方がLINEで不具合画像を送ってくれます。
メールよりもずっと簡単でスピーディーなのです。
修理等の段取りも実にスムーズです。

さらに、言えばLINE公式アカウントもコロナ禍での集客対応のためにAPIによりデータベース化してあります。
入居者様の本名をデータベースに登録したり、対応履歴も全部の残せるのです。

これも、コロナ対策で集客に導入したシステムをそのまま管理に流用した物です。

『伝える』にはテキストだけでなく映像で伝えるという事も含まれます。
よくいう「百聞は一見にしかず」。
百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見た方が確かとう故事です。

まさに、その通りだと思います。

2020年の年末頃より、現状回復についてオーナー様に動画レポートとパノラマ画像をお送りするようになりました。
同様の物を内装業者にも送り現状回復時の参考資料にして貰っています。

実は、コレが想像以上に喜ばれるています!

(動画はYouTubeの限定動画機能で届けています。)

現状回復が必要な箇所、入居者過失で入居者請求が発生する箇所の説明。
細かく説明しながら室内を撮影しています。

遠方のオーナー様は勿論ですが、徳島在住のオーナー様にもに非常に喜ばれています。

そして、工事完了後も動画やパノラマ画像でオーナー様に報告しています。
(これは、入居募集にも使用します。)

 

これらの中にはコロナ前より実施していた事もありますが、その使用頻度や方法は圧倒的に多くなりました。
賃貸管理に要する伝達方法がコロナ前と後では加速度的に変わったと思います。
今後、ディバイスの高性能化やソフトの進化により、さらにさらに大きな変化が訪れると思います。

思わぬ事で本当に不動産テックが到来を迎えてしまった不動産業界。
これから、さらに加速を付けて技術も人も法律も変わっていくと思います。

そうった、時代が生み出すツールを積極的に生かしアイデアを持ってマンション管理を行っていければって思います。

『そうする事で入居している方も管理会社もオーナー様も全員の満足度は向上するでしょう。』

More happyのやさしい世界です!!

そして、最後に不動産テック企業に望む事があります!!
ツールを一元化して囲い込む戦略は止めてくれーーーー!!

イタンジ、日本情報クリエイト、いえらぶ、アットホーム、その他テック系に総じて言えますが、、、、、
個々のツールで良いのがあれば、それだけを使いたいんだよ!!
連動性を持たせて囲い込むから自由度が死んでいます。

例えば、入居申し込みフォームで保証会社連携・客付け業者連携とか便利そうだけど、それは広告出稿、管理システムと連動とか回数課金とか何とか、、、
会員企業同士じゃないと使えないとか・・・・。
要する汎用性が皆無。

(不動産テックが入居申し込みのツールを推奨してシェア拡大を図るのは、契約書などがペーパーレス化した時の利益が大きいと踏んでいるからだろうけど)

まだ、その点イタンジがましかもしれませんが・・・・。

画一した規格で、アイデアで自由にできない不便を伴っています。
だから、LINEのAPIも申し込みのツールもVRツールも汎用で使えるのを探して使っています。
※汎用性は悪いけど、不動産に特化してツールが作られているというのが悔しいところ。
そこは便利なんだろうと思います。

出来のいいレゴブックのような自由にカスタマイズ可能なシステムを構築して、開発者にツールを提供できるようすれば、、、、、
まさかの、世界中の誰もが知っているデータベースツール・・・・。
いや、世界の不動産業界のGoogleみたいな存在と化す事もあり得なくもない。
そいうのでお願いします!

締めがまさかの、与太話になってしまいましたが、、、
コロナの影響を持って確実に管理業務も変わったというお話でした。

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